介護タクシー車両の選び方
介護タクシー(福祉タクシー)事業では、どのような車両を導入するかによって、対応できる利用者の範囲が変わります。ここでは、代表的な車両のタイプと、選定にあたって確認しておきたいポイントをご紹介します。
介護タクシー車両の主な種類
【車両の形】
・10人乗りのワゴン車 ハイエースやキャラバン
(介護施設での導入も多く、車内が最も広く、車椅子の方やストレッチャーの方が余裕をもって乗車できます。ハイブリッドの車両は無く(2026年現在)、ガソリン車かディーゼル車となります。乗車は電動リフトで行います。)
・普通自動車 ヴォクシーやセレナなど
(乗車はスロープとなり、ハイブリッド車両が選べるようになります。車椅子やストレッチャーで乗車可能ですが、車内が少し狭くなるので付添いの方の人数が減る可能性があります。)
・軽自動車 ホンダやダイハツ、スズキ等のメーカーが販売
(乗車はスロープで、更に車両内が狭くなりますが、車両によってストレッチャーの移送も可能です。)
・一般乗用車型
タイプは普通乗用車ですが、回転シートやサイドリフトアップシートで乗降する車両で営業をしている事業者もいます。
車両選びのポイント
原則として、自動車メーカーが発売している「福祉車両」「ウェルキャブ」を購入してください。稀に個人が改造・架装した車椅子仕様車がありますが、安全規定により営業許可が下りない場合があります。
・乗降方法…スロープ式とリフト式では、乗降にかかる時間や介助のしやすさが異なります
・新車か中古車か…新車は納期や維持費の見通しが立てやすい一方、中古車は初期費用を抑えられます
・乗車人数・架装内容…車いすやストレッチャーの積載数、同乗できるご家族の人数なども確認しておきましょう
・整備・修理対応のしやすさ…緑ナンバーの営業車両は一年に一回の車検や三ヶ月に一度の法定点検が必要で、営業車両の検査を確実に行って整備記録を残してもらえる工場との取引が必要です。故障をした場合にはなるべく早く修理を行ってくれる事が営業的に大変重要となります。また、福祉車両の架装部分に対応できる整備工場が近くにあるかどうかも、運行を続けるうえで重要なポイントです。架装部分の修理に関しては自動車ディーラーでも外注となる事が多く、時間がかかる事が想定されます。
車両購入補助金について
・我々が「車両購入補助金」と呼んでいるものは、正確には国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業(バリアフリー化設備等整備事業)」というものです。その他に、地方自治体独自に福祉車両購入時の補助金や助成金の制度を設けている場合があります。
・基本的に上記の補助金・助成金は、事業車両の増車・買い替えの場合に利用できるもので適用は新車に限られます。開業時の車両購入には利用できないとご理解ください。
制度の内容や対象となりやすい車両・装置については「介護タクシー車両購入補助金とは?」で詳しくご案内していますので、車両選びと合わせてご確認ください。
JWMTOのサポート
JWMTOでは、所属会員の事業者に対して、車両選定や補助金に関する情報提供、申請の実務を行っています。これから介護タクシーの開業をお考えの方は、資金計画の目安も含めた「介護タクシー開業ガイド」もあわせてご覧ください。
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